開発第2グループ マネージャー
大手から転職してみて感じる、PLAYの面白さと伸びしろ
2020年度 中途入社
Interview
インタビュー
SI企業のリードエンジニアとしてECサイトやイベント受付システムなどの開発を担当。その後、技術力の高いエンジニアが多く集まる環境を求めてPLAYに転職。エンジニアとして入社し、翌年にはPL(プロジェクトリーダー)、さらにその翌年にはPM(プロジェクトマネージャー)に抜擢される。現在は新規開発案件を得意とするPM統括として活躍している。二児の父で育休取得経験あり。
お客様のサービスをグロースさせるための伴走者
オーダーメイドでシステム開発するSI(システムインテグレーション)領域でPM(プロジェクトマネージャー)をしています。担当させていただいているのはグリーンチャンネル様、テレビ朝日様、ぴあ様、阪急阪神ホールディングス様などです。すべての案件でPMをしています。
先日ぴあ様から「新しいシステムをつくりたい」というご相談をいただいたので、そちらも私が担当する予定です。バイネームで指名していただき、とてもありがたいです。
”PMの個性”ではなく、”メンバーの個性”でチームをつくる
PMとは、お客様のフロントとなって、サービスを実現するためにあらゆる提案・調整を行うポジションです。初期の打合せから同席し、セールスと連携しながら方針やシステム構成を考え提案します。以降はプロジェクトメンバーのタスク管理にスケジュール管理、原価管理、リスク管理など、プロジェクトをうまく進めるためのバランサーを担います。
PLAYでは案件ごとに各分野のスペシャリストを集めてチームをつくるので、毎回メンバーが異なる面白さがあります。エンジニアやデザイナーそれぞれに個性があり、「こっちのチームはこういう進め方がいいんだな」「こっちのチームはこうしてみよう」など、メンバーのキャラクターを見ながら、定例会の頻度や報告の方法など、チームにとってベストな進め方を探してプロジェクトを進めています。
優秀なエンジニアがたくさんいる環境で自分を試したい
前職は従業員20名くらいの会社で、ECサイトやコーポレートサイトなどを受託開発していました。お客様のオフィスを訪問してヒアリングし、持ち帰って開発する。私一人でほとんど完結していました。そうすると属人化していくので、忙しくなっても「誰かに一から説明して手伝ってもらうより自分でやったほうが早い」となる。気づけば一人で主要顧客を網羅していました。当時は天狗になっていたと思います。「自分によって会社が回っているんだ」という自負があって。いわば井の中の蛙でしたね(笑)
そうしているうちに会社の経営状況が悪化していったため、転職活動を始めました。
転職軸は大きく2つ。一つはそれまでのスキルを活かせるWEB系の開発会社であること。
そしてもう一つは、前の会社より規模が大きいこと。当時の上司にも言われたんです。「さんちゃんはもっと大きい会社に行ったほうが良いよ。小回りが効く仕事だけじゃなくて、段取りや決められた枠組みの中で進めるやり方もちゃんと覚えた方がいい」と。
技術系のブログ記事などを見ていると自分よりすごいエンジニアがたくさんいると感じるし、もっと広い世界を見たい、環境を変えた方が良いと思いました。
キャリアを一緒に考える会社
転職当時の私はキャリアプランに悩んでいました。SEとして一人前になったあと、その次は何を目指すべきだろうと。その当時、PLAY合併前のスキルアップ・ビデオテクノロジーズの求人票の「あなたのキャリアプランを一緒に考えます」という一文に惹かれました。そして選考で出会った面接官を通して、この会社なら自分が成長できる環境があると感じて入社しました。
桁違いの大規模案件に飛び込んで得たもの
周囲の方がよく見てくれていて、手を挙げるとチャンスがある環境です。私はもともとエンジニアとして入社し、5年後にPL(プロジェクトリーダー)になることを目標に取り組んでいましたが、入社2年後には更に先の目標であるPMを任せていただきました。
PMとして初めて新規開発案件を担当するときもそうでした。当時の私はPM2年目。保守メインで開発ボリュームが小さい案件を複数担当していました。そんなとき、上司から聞かれたんです。「次のステップアップとして、フェーズは保守のまま規模が大きい案件をやりたい?それとも新規開発の案件をやりたい?」と。すこし考え、新規開発という未経験の領域を希望しました。
希望はしたものの、本当に大変でした。最初は勝手が掴めず、模索しながら進めていき、なんとか形になりました。
そして実はその案件のお客様が、ぴあ様なんです。
経験はあっても、規模が違うと全くの別物
前職では大きい案件でも2ヶ月くらいあれば一人で終わるボリュームでした。一方でPLAYの案件は1年がかりだったり、金額も億単位になります。ということは当然、関わるメンバー数も多く、デザインやインフラなど扱う領域の幅が広がります。
”エンジニア一人で手が届く範囲”を大きく超えて、PMとして全体を見ながら大勢のメンバーと仕上げていく必要があります。大変ですけど、頑張って本当によかったです。
育休で得た時間は、家族にとって必要なものだった
一人目の子のときは育休をとらなかったんです。でもやっぱり育児は大人二人で見たほうが良いなと思い、二人目が生まれたときに2ヶ月間の育休を取得しました。育休の相談はすんなりできました。今も男性マネージャーが6ヶ月以上取得していますし、男性の取得だって別に特別じゃないという雰囲気ですね。
育休中はすごく楽しかったです。家事が嫌いではないので、上の子の送り迎えの間に買い物して料理つくって掃除して…やりたいことがたくさんあって、1日があっという間に過ぎます。これを一人でしていたのかと思うと、妻の大変さやありがたさを改めて実感しました。
復帰後の2ヶ月はフルリモート(※)で働けたので助かりました。上司も気を遣ってくれて、時間の融通をきかせやすい仕事を任せてくれました。案件が複数あるPLAYだからこそ、こうしてコントロールできるのだと思いますね。
※評価グレードの中で裁量労働制や管理監督者の勤務形態になるとフルリモートが認められます。一般社員の場合、リモート勤務は週2回までとしています。
自分が思い描くキャリアの延長線上を歩いている
短期的な目標はキャパシティを増やすための仕組みづくりです。今のように自分がPMとして案件にしっかり入って回す体制だと、PM一人あたり4〜5案件が限界です。そこでPMにもレイヤーをつくり、”PMを統括するPM”を目指しています。実はすでに私のもとにPMがつく体制ができていて、今後の案件は一緒に見ていく予定です。ありがたいことに、目標にもう手がかかっているんです。
振り返ると、転職前の私には予想もできなかったキャリアステップを歩んでいますね。
入社したばかりの頃なんて、面倒を見てくれたメンターに「今の三田さんのレベルはSEですらないよ。プログラマー+みたいなものだね。」と言われたんですよ(笑)親切だけど厳しさもある人で、事実、力量差があったのでぐうの音も出ませんでした。井の中から大海に出てきてよかったなと思いました。だからまずはエンジニアとして成長しようと「5年後までにPL(プロジェクトリーダー)になりたい」と考えていたのに、2年後にPMを任せてもらえ、その2年後には大規模な新規開発案件を担当するなんて、夢にも思いませんでした。
意欲や頑張りを周囲がよく見てくれています。そしてきっかけをくれるんです。だからこそ私は、自分が思い描くキャリアのその延長線上を歩くことができています。
(2023年7月18日インタビュー)
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