Project Story

プロジェクトストーリー

PROJECT 04

お客様とともに動画配信サービスをグロースさせる

OTTサービス支援/新規サービス立ち上げ

昨今の外出自粛に伴う巣ごもり需要を受け、エンターテイメントやコンテンツの楽しみ方は変化を遂げる中、マネタイズモデルをはじめとした動画配信の在り方も様変わりしています。日頃からクライアント企業のビジネスを加速させるべく様々な提案を行っているプロジェクトマネージャーが、これまでの実体験を踏まえた今後の課題と展望を語ります。


事業本部 ソリューション統括部
プロジェクトマネジメントグループ


事業本部 ソリューション統括部
プロジェクトマネジメントグループ

プロジェクトの発端

世の中の変化に応じて新たな動画配信の楽しみ方を模索する

お二方ともPMとして複数の動画配信サービス開発に携わっているとうかがいました。

三田 

私は、入社後システムエンジニアやPLとして複数の開発プロジェクトに携わっていました。PMとして携わっているのは音楽専門動画配信サービスやアーティストのコンサートや舞台を配信しているエンタメ系の動画配信サービスがメインです。

奥野 

私は新規サービスの立ち上げのみならず、既存システムからのリプレースを担当することもありますね。

これまで携わったサービスで特に印象に残っているものはありますか?

no-switch
奥野 

2年ほど前に、某公営競技団体公式の動画配信サービスのリプレースプロジェクトを担当しました。
このサービスは7年ほど前から存在し、別のシステム会社が開発や運用を行なっていたのですが、やりたいことの実現に至らなかったため、動画配信に特化したPLAYに相談があったのが発端です。

三田 

より高画質で配信したいなど、従来のシステムを高度化し、できることを増やしたいというニーズは非常に多いですよね。

奥野 

そうですね。リプレース後も継続開発を行なっていて、2021年秋には新機能として複数チャンネルモードをリリースしました。
テレビ放送でも競技を楽しめるのですが、2つのチャンネルまでと制約がありました。そこで、動画配信サービスの独自機能として最大5チャンネルの同時視聴を可能に。自宅にいながらも競技場にいるかのように、開催されている複数のレースを楽しむことができるとTwitterなどで喜ばれているエンドユーザーの声を目にすることも多いです。

no-switch
三田 

社会情勢を背景とした新たな需要も生まれますよね。
個人的には、初めてサービスの立ち上げから携わった音楽専門動画配信サービスが特に印象に残っています。情勢の変化からエンターテイメントやコンテンツの楽しみ方が変わった最たる例だと感じますし、要件定義から技術調査など多岐にわたる部分を担当したことも大きいですね。

お客様と信頼関係を築く

培ってきたノウハウと独自技術力でマネタイズモデルを支える

奥野 

我々の事業部が担当するのは、比較的規模の大きいお客様です。お持ちのコンテンツの力は大きく、集客方法をあまり意識しなくてもどんどんユーザーが集まります。いかに安定して配信できるか、エンドユーザーに求められる機能を追加できるかなど、システムの技術面さえしっかりついていけば良い収益化の流れを作れると考えています。 コンテンツの集客力を技術で支えることで、サービスの売上が伸びマネタイズにつながる流れがあると常に意識しながら取り組んでいます。

三田 

マネタイズモデルの提案は積極的にしていくべきですね。
「投げ銭」で決済を行うためには、万が一のトラブルが生じた際に返金処理を行う必要があるため、ユーザー情報の管理が必須です。しかし、エンドユーザーの手間を少しでも軽減させ、サービスの利用障壁を下げたいという要望も同時にありました。会員情報は別サービスで管理されていたため、担当者にヒアリングを行い、試行錯誤を繰り返し会員情報は外部で管理しつつも、お客様の要望を満たすことができました。
開発を進めていく中でプロジェクト内から、「投げ銭」を利用することへの障壁を下げるため、初回に限り無料で投げ銭の擬似体験ができる機能を追加するなど、エンドユーザーに楽しんでもらいつつ、マネタイズを行うための術を模索していたのですが、コスト面を考慮し提案には至らず。お客様のご要望を実現したという意味では及第点ではあるものの、個人的にはより良い形で提供できたのではないかと反省点も多々あります。

奥野 

お客様の要望をどのように叶えるのか、頭を抱えることも多々あります。
我々の事業部では、システムの企画〜要件定義、開発、保守運用まで、すべて請け負っています。つまり、「ULIZA」や「PLAY VIDEO STORES」などのプロダクト導入と比較すると、実現できるご要望の幅も広がりますが、それに比例してお客様に負担いただくコストも大きくなってしまう。そのため初期開発コストはもちろん、機能維持や管理コストを意識したマネタイズモデルを提案していく必要がありますからね。

末長くサービスを継続いただくために重要ということですね?

奥野 

はい。先述のリプレースプロジェクトも、システムの高度化を行ったことが反響を呼び、2年程度でサービスの有料会員数を2倍に増やすことができました。お客様に満足いただけたことから、複数チャンネルモードの追加開発につながりました。

三田 

これまで様々な動画配信サービスを実現してきた独自のノウハウを提供し、目の前のお客様の要望にしっかり応える続けることで強固な信頼関係を築けてきた結果ですね。
また、一貫して開発を請け負うことで、サービスリリース後にお客様が運用することを意識しながら開発を行えることもお客様の満足度に繋がったと思います。

奥野 

こうして継続開発の依頼をいただけるのも、これまでの関係があっての話なので、期待に応えることで、今後も良好な関係を築いていきたいですね。

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プロダクトの発展

プロダクトの特性を活かしながら長期的なスパンで育てていく

複数の動画配信サービスに携わってきたからこそわかる、強みや課題はありますか?

三田 

スモールスタートから始められる「ULIZA」や「PLAY VIDEO STORES」、大規模配信に対応できる「LOGICA」や「STREAKS」、自社プロダクトも着々と増えたことで、豊富な選択肢が提示できるのは、PLAYの強みですよね。

奥野 

幅広いお客様に手軽に利用いただけるようになりましたね。

三田 

それぞれのプロダクトでポリシーやターゲットが異なるため、ノウハウ展開が難しい面もあるので、機能追加に向けたフィードバックする流れを作りたいですね。

奥野 

大事なのは、「一丸となってプロダクトを育てていく」意識。課題は残っているけれど、チームワークを発揮する土壌はできたと思います。

三田 

はい。今後はお客様の要望を叶えるとともに、リリースまでの期間を短縮する仕組みや、よりプロダクトの発展に繋がる組織づくりに力を入れていきたいです。

奥野 

仕組みづくりに加えて、次なるPMを育成し、よりお客様の多様なニーズに応えられる万全な体制を整えていきたいですね。

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